ゆめキララキッズスクール

コラム

3D課題Unity3 物理演算【プロボ】

こんにちは、コードオブジーニアス講師の青柳です。
今回も「3D課題Unity」のお話をさせて頂きます。

今回は「物理演算」について簡単にご説明します。
まずはこちらの動画をご覧ください。

 

物理演算とは平たく言うと、3Dオブジェクトに「重さ」を中心とした物理性質を与える要素です。
動画内だと青色のボールとバーに物理性質を持たせているため、「落下する」「回転する」「跳ね返る」などの挙動が発生しています。

一方で黒いオブジェクト達には物理性質を持たせていませんので、落下する事もなく、押されて動く事もありません。
Unityでは「リジッドボディ」という機能を使う事で、プログラムを使わず簡単にこのような物理演算の表現が可能となります。

とても便利な物理演算ですが、これだけで作品が作れるかというとなかなか難しいです。
たとえば……以下の画像をご覧下さい。

unity3_1

ボールが転がり終わった後、上にある赤いキューブまで飛び跳ねるような作品を作りたい時。
これは物理演算だけでは表現が出来ません。

現実で重力落下したリンゴが理由もなく空へ飛び上がらないように、ボールが大きく飛び上がるには「重力」に反する力をかける必要があります。

Unityには他にも便利な機能が沢山ありますが、どれか一つを学習すればOKという訳ではなく、様々な機能を確認し自分の引き出しを増やす事が、より良い作品を作る近道になると言えるでしょう。