ゲームの中で、ちょっとした気付き【プロボ】
こんにちは、プログラミングスクールPROBO(プロボ)講師の青柳です。
先生も休みの日にゲームをしますが、ゲームの中で「サビだらけの鉄柵」を見かけた時、ふとレッスンで生徒から受けた質問を思い出しました。
質問の内容は「3D制作で錆びついた床のマテリアル(絵)をたくさん並べたら、変な模様のパターンが出来てしまった」といったもの。
実際の画像ではなく例になりますが、イメージとしては以下のような症状です。
【サビた金属のマテリアル 1枚バージョン】
1枚だと特に変な所はありませんね。
サビサビの金属板です。
ところが、これを沢山並べると……?
【サビた金属のマテリアル 100枚バージョン】
おや、何か変ですね。
タイルのような模様に見えます。
1枚では自然なサビ模様でも、同じ模様を沢山並べるとパターンが出来て不自然になってしまいます。
1枚の大きさを広げてパターンの幅を広くしたりマテリアルを重ねたりと色々工夫は出来ますが、ただシンプルに並べると上記の画像のようになってしまいます。
そこまで思い出して……ふと気が付きました。
一般的に売られているゲームでも、よくよく見ればこういった「パターン」がわかるのではないか。
結論としては予想通り、ゲームの中の鉄サビには規則的なパターンが見つかりました。
とはいえ上のようなひと目で分かるようなものではなく、パターンの幅はかなり長めで移動しながら模様を観察しなければ気づけません。更にはポスターや木箱などで隠されている部分もあるため余計に気がつきづらい配慮がしてありました。
プログラミングやアプリ制作に触れていると、普段何気なく遊んでいるゲームでも色々な気づきがあります。
たとえば、シンプルな「ダッシュ」「ジャンプ」ひとつとっても、ストレスや不自然さが出ないような自然な移動をさせるためにはかなり繊細な調整が必用です。
知識技術が身についてくると、視野が広がるという一例のエピソードでした。