プログラミングミニ講座:オーバーフロー【プロボ】
こんにちは、プログラミングスクールPROBO(プロボ)講師の青柳です。
プログラミングでのレッスンでは、時折テキストにない技術やテクニックの紹介を行う事があります。
今回ご用意したものもレッスン用の小ネタの一つ、「ボタンを押すと数字が1億増えるだけのプログラム」です。
ボタンを押せば押すほど、1億2億……13億14億……と増えていきます。
プログラミング経験者ならばこのアプリがどういう実験のためのものか、見ただけでわかるかもしれません。
さて、更に数を増やしていきましょう。
20億…… 21億……
お次は22億かな。更に増やすと……
!!!!????
なんじゃこりゃ? 一気にマイナス20億になっちゃった!?
生徒に「何でかわかるかな?」と質問をすると、推測ながらほぼ正解を言ってくれる子がいました。
その生徒の回答は「保存できる数字に限界があるからバグっちゃった?」というもの。
その通りです!
一般的に整数の保存に使われるint型(データの入れ物)は、約マイナス21億~プラス21億ほどの範囲の数字しか保存ができません。
ですので「21億しか入らない器に22億を無理やり入れてしまったので、データが溢れておかしくなった」といった症状になります。
これをプログラミングの用語としては「オーバーフロー」と呼びます。
テキストで変数(数値の保存)についての説明はありますが、この上限下限やオーバーフローについては細かな説明がなかったため補足として解説を行いました。
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