ゆめキララキッズスクール

コラム

〈ゆめ。そろばん教室〉褒めるだけでは伸びません

物事に対して「やってみたい!」と興味を持てる子と、「別にいいや」と消極的な子。二つのタイプを比べると、能力が高くなるのは様々なことに興味関心を持てる子、いわゆる好奇心旺盛な子です。「やってみたい」「知りたい」などの感情は学習意欲の根本となり、興味の連鎖は知的好奇心をどんどん高めます。新しい事を知ること、学ぶことが楽しい事だと気づけば、自発的に学習をするようになります。親として、放っておいても勉強をしてくれればこんな嬉しい事はありません。

子どもの事をけなして育ててしまうと「どうせ自分には無理」と消極的になってしまうことは、多くの親が知っている事実だと思います。「だから、私は一生懸命褒めているのにそうはなりません・・・」という人がいますが、褒めれば自己肯定感が高まり積極的なるかというとそうではありません。褒められることが目的になってしまうと、褒められなさそうなことはやりたくないとか、褒められることだけを選んでやる子になってしまいます。

伸びる子が持つ自己肯定感は、失敗した自分も受け入れられる気持ちです。だからこそ、子どもが失敗した時こそ寛大にならなければいけません。失敗しても、出来なくても、あるがままの自分を受け入れてもらえるという体験が大切です。